令和7年(2025年)6月下旬から8月にかけて兵庫県小野市内で採集したヤマトタマムシの標本群です。全部で21匹。内訳はメスが3匹、オスが18匹となっております。最大全長がメスで44㍉、オスでは39㍉などの非常に美麗で大粒な個体が揃っています。
採集してから暫くの間エサ(エノキとカエデの葉)を与えて管理し、死ぬと24時間以内に回収して身体が柔らかいうちに手足を丸めて個包装しました。その際に一匹一匹の性別と全長を忘れずに全て記載した上で乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて防腐処理を施しました。お陰でほとんどの標本が手足のついた優良なモノであり(飼育環境下でやむなく手足が損壊した個体についてはその事を包装紙に明記した上で部品も一緒に封入)、直射日光を浴びたことによる劣化も見られません。
タッパーに入れた状態でお届けいたします。展足し直しありのままの標本として残すのがベストですが、羽を加工して工芸品などに使うのも良いでしょう。